サポーター

ムスコ①の学校は高台にある。
環境はこれ以上ないほどいい。
木もたくさんで、心なしか空気もいい。


「工場にキツネが入ってさぁ。」


そんなアクシデントもあったりする。
近くにはコンビニだって勿論ない。(学校の向かいに蕎麦屋があるのみ)
バスの便だって宜しくない。
そんな高台の学校。そう、高台。
だから、通学が大変なのだ。
帰りは高速で降りて来れるチャリも
行きは上り。
緩やかな坂と急勾配な坂の2段構え。
(もっと言えば平地まではもう一つ坂があるんだけど)


「学校着いたら吐いちゃった」


「友達が転んで血だらけになったぁ」


私は持ち上げるだけでテンパイのカバン付き。
それに部活(バトミントンン)の道具も。
それらを担ぎぃの、坂のぼりぃの、チャリこぎぃの。


「またチャリのチェーン外れやがんの」


そりゃぁ、そうでしょう。チャリだってご苦労様だ。


「学校の周りを一周走ると2キロなの」


20周走ったらややフルマラソンだがね。
毎日部活で走るムスコ。


「学校、広いからさぁ。教室がわかんなくなるんだよ。
 休み時間5分じゃ足りないし。」


ムスコよ。たくましく育って下さい。
わんぱくだって何だってOKだよ。
お母さんはいつでも応援するよ!


さぁ、明日のお弁当の準備だ!!