ショセン、ヒトノイタミ

40数年もジブンノカラダと付き合っていると
多少調子の悪い日でも何とか1日をやり過ごすことだってできる。
でも、でも、でも、どうしても、どうしてもダメな日もあって
「今日はだめです。」と愚痴りたくなる。


そんな私の愚痴を聞いてくれるのは、もっぱら次男君。
彼は小学校4年生くらいまで、それはそれは弱いヒトだったので
何となくわかってくれる。


「今日はだめ。」
「どんなふうに?」
「こう、脳みそが縮んでいるような」
「?」
「貧血みたいな」
「わけてあげようか?え〜がたもび〜がたもあるよ」
「そうじゃなくて、血がみんな下がっていくみたいな」
「・・・・さかだちしてみればいいんじゃない?」(大真面目顔)


まだ、若いお姉ちゃんだった頃、
もともと血色の良くない顔色の私の朝の顔はそりゃぁ酷くて
よく父親に「こっち見るな、気持ち悪い!!」と言われて
朝から気分が悪かったものだ。


10年くらい前
夜中にトイレに起きて「サーッ」っと自分の血液が下に落ちていくような感覚に
急いで布団に戻ろうとして間に合わず、倒れた事がある。
食卓の椅子に下あごを強かに打ち(青アザになった)
やっとの思いで布団に這っていった。
その次の朝、旦那様は「昨日の夜、倒れたしょ?すごい音だったね」
気付いたなら、優しいフリしてくれたっていいじゃない?


他人の痛みはいちいち共有していたら生きていけないケド
百年だって我慢できるものなんだから
せめて家族の心使いくらいは欲しいと思うんだけど
我儘かしら?


(旦那様、私が壊れてからはせっせと私の世話をして下さいます。
 誤解があっては困るので、念のため(^^;)